この資格は去年に始まったばかりで、今のところ業務とかの技術者の資格要件になっていないし、何に使われるかはまだ決まっていないんだけど、河川管理者が直営でやってる堤防点検なんかを委託で出す時の資格要件になりそうなのだ。
その手の業務はちょこちょこやっているし、今年は技術士を受けるつもりが無かったので、とりあえず『河川点検士』を取ろうと思って受験してみた。
受験するには事前に講習を受けなければならないのだ。
4月申込みで6月に講習。試験は7月。
受講料は5000円(H29まで半額セールで本来は1万円)、受験料は8000円、登録料は5000円
札幌まで講習に行くだけでも、旅費・宿泊費と金掛かるんだよなぁ。
6月に講習会を受ける。こんな感じのテキストをもらう。
一日かけてこのテキストと点検士試験の説明を受ける。
講習によれば点検士試験は簡単らしい。合格率は7割くらい。テキストを把握しとけば合格ラインに達するようだ。
テキストの内容をそこまで覚えなくても良いような気がするけど「無駄にまじめ」が信条なので、ちゃんと勉強はする。
7月になって、試験を受ける。
「CBT試験」とやらで、北海道では5箇所で受験可能。俺の住む都市も該当していた!!
札幌に行かなくても良いなんて!!交通費と旅費が浮くので、かなり嬉しい!!
自分で好きな日と時間を選んで申し込みをする。
思わず「ただいま」って言いたくなるような普通の家だな。
こっち方面に住んでいる人は、みんなここで受けているの??
2名ずつしか受験できないみたいだし、こりゃ早めに予約をして正解だったな。
付いたら担当の人(息子)にパソコンへ案内され、用意されたインターネットブラウザにIDとPASSを入力したら試験スタート。
50問出題の全解答。試験時間は90分。
インターネットブラウザでの受験は慣れていな。思ったより捗らない。
私物は持ち込み不可だが、メモ用紙とボールペンが与えられており、俺はメモを取りながら解答するので、これはありがたかった。(メモ用紙は回収される。)
※「誤っているもの」を探す問題が多い。意外に多いケアレスミスとして、考えているうちに正しいもの選んでいるときがある。パッと見で分かるように目印を付けておけばケア出来る。
サンプル問題:http://www.ree.or.jp/outline/sample-question.html
けど、問題は講習会で聞いた通り簡単。60点取ればいいんでしょ?とホイホイ解いていく。一応ゆっくり見直して、60分で試験終了。
正答率はこの場では出ないのね。
おそらく9割くらいはとれたと思う。8月30日まで待とう。
玄関で受け付け(野球観戦をしている親父)に挨拶して家に帰る。
家に帰ってきてから、何気なく河川技術者教育振興機関のHPを見たら、去年の試験情報が掲載されていた。
「資格認定委員会において受験者の点数を確定し、合格基準点は試験問題の難易度を評価し78点以上と決定されました。」
合格率は2758人/3747人=73%
あれれ〜〜〜??正答率6割が合格ラインじゃないの????
何だよソレ??
合格者数や合格率で調整するってこと??意味分かんないし。
こちとらランダムで出題されるのを解いているんだ。
試験問題のレベルを調整・評価すべきであって、結果をいじっちゃあダメでしょ。
・・・なんか、怪しい試験だなぁ。
だいたい、受験者同士で情報を回しあえば、後半に受験する人ほど正答率は上がるだろうし、何よりこの程度のレベルの試験問題なら、そこまで問題数作ってないでしょ。この「CBT試験」ってのも、ダメなんじゃない??
こんな感じになるんだったら、いっそのこと、講習会で集めた時に試験しちゃえば良いのに。
もう一個の方は、合格率2割だし、受験者数が少ないし。(206人/1015人)
論述試験が7月で面接試験が10月。2回も札幌で試験すんの??
こっちはもうちょっと何とかなってから受けるか。受けないかだな。
そういや『道路橋点検士』ってのも有ったな。申し込みに当選して東京に行くだけで貰えるやつ(資格??)。
何がしたいんだか…。
【追記】ちゃんと合格できましたよ。
http://orenotie.seesaa.net/article/441487649.html