この業界では「シビル・コンサルティング・マネージャ(RCCM)」という資格があり、専門技術部門のRCCMを保有していれば、その部門の業務で管理技術者になれる。
俺は会社に入ってから今までずっと構造物設計に関する仕事を担当してるが、「鋼構造及びコンクリート部門」のRCCMを保有していないため管理技術者になれずに、人員配置の面で不都合が多いため、是非とも保有したい資格なのだ。
俺は過去に3度試験に挑んでおり、既に2部門を保有している。
H24(河川・砂防及び海岸・海洋部門) → 不合格
H25(河川・砂防及び海岸・海洋部門) → 合格
H26(道路) → 合格
戦績も悪くなく、試験の概要も把握しているのだが、
いかんせん、
レベルが高くない割に面倒くさい試験なのだ。
-----過去の試験後に整理した概要と雑感は以下の通り---------
・合格基準は、各設問50%以上、全体で60%以上の得点で合格。
◆問題T:自己の専門技術分野の業務経験(記述)
・準備して覚えれば絶対書ける問題
◆問題U:業務関連制度、建設一般の知識、技術者倫理等(4択 20問)
・後半(5〜6問)は国土交通白書の間違い探し問題。
・前半の問題は、管理技術者のつもりで仕事をしていれば、自然に覚えれる問題。
・過去問をこなすべし。
◆問題V:管理技術力(記述)
・品確法の目的を踏まえて書けばOK。
・キーワードが指定されるので、題意にあわせてそれっぽくアレンジすべし。
◆問題W-1:土木関連の基礎的共通技術知識(4択 20問)
◆問題W-2:受験する専門技術部門の専門知識(4択 10問)
・評価はW全体での合算値。
・問題W-1は土木一般。簡単。勉強しなくても8割は取れる。
・問題W-2は土木専門。W-1が満点なら0点でもOK。
(20問*0.5点 + 0問*1点)/20=0.5≦0.5…OK
-----------------------------------------------------------
この試験の内容を注意深く見ていくと、
経歴書と問題Tには専門性(実績)が必要だが、
なんと、それ以外は専門性がほとんどないのだ!
なので、勉強の仕方は専門技術力というよりも、
制度なりの知識が必要なので、
過去問重視の勉強でOKだと思う。
過去の記録を踏まえて、受験勉強のスケジュールはこんな感じにした。
ちゃんと勉強して一発で合格したい!!!
まず初めに何がめんどくさいって言えば、経歴書の準備だ。
何年か前から「業務実績証明書」は「問題T(業務経験)」と
リンクしてチェックされるようなので、考えて作らねばならない。
「受験の手引き」の記載例はこんな感じ。なんだか文章構成が安定しておらず、取り止めもない印象。
APECさんの「RCCM受験を応援するページ」を見ながら色々考える。
http://www.pejp.net/rccm/semi/shutugan.html
http://www.pejp.net/rccm/semi/q1.htm
結局、全部の経歴を「(立場)として、(業務場所)における(業務目的)を目的とする(業務内容)について、(自分の果たした役割)を行った。」という文章構成にすることにした。
こうすればエクセルでチャチャっと作れるでしょう。
問題Tを考える時も楽だと思うし。
んで、作ってみたのがこのワークシート。
業務を思い出しながら、キーワードをポンポン打っていって、1時間ぐらいで完成。
さて、ここからが苦行DEATH。
これを手書きで専用の厚紙に書き写さなければならない!!
嫌になって途中でくじけそうになりながらも「頑張れ俺」と自分を励ましながら書き写していく。
できた・・・・・・汗で紙がしわしわだよ。
こんな作業に意味があるのだろうか…?
本当に採点の時に読むのか??これを???
なお試験本番でも「問題T」は事前に作成準備した文章を
試験時間に思い出して書き込むという無意味な苦行が待っているのだ…。